とんぶり～畑のキャビア（秋田）
秋田県名産の「とんぶり」はホウキギという植物の種子です。このホウキギから9月下旬に趣旨であるとんぶりを収穫するのですが、とんぶりは実がとても小さいため風に飛ばされやすく、さらに９月といえば台風の到来も心配な時期で収穫はなかなか難しいそうです。
収穫後は種子を乾燥させてからじっくり煮たあと、１日かけてじっくり水に浸してから手作業で外皮を丁寧に取り除いていきます。この作業を2～3回繰り返してやっと、とんぶりの完成となるのです。
こうした生産者の方の苦労の末出来上がったとんぶりは、一粒一粒がつやつやと輝いていてあの高級食材のキャビアによく似ています。そのことから別名「畑のキャビア」とも呼ばれているそうです。…納得です。
このとんぶり、現代では食用として食べられていますが日本では昔、民間療法で用いる薬として重宝されたそうです。そんな、薬として使われていたとんぶりを当時飢餓に苦しんでいた現・秋田県比内地方に暮らす人々がその果実を工夫して食したことが始まりとされています。
そんな畑のキャビア、気になるお味は…？
実はとんぶりにはあまり味はなくどちらかというと食感を楽しむ食材のようです。プチプチと口のなかで弾けるような食感がたまりません。豆腐などの薬味の一つとして使ったり納豆や山芋と和えたり、キャビアのようにクラッカーにちょこっと乗せて食べるのも美味です！
そして何より女性に嬉しいのが、とんぶりはダイエットの補助食品としても有能だということ。低カロリーなのに鉄分や食物繊維が豊富で栄養たっぷり。ビタミンCなどお肌に良い成分もたっぷりでまさにダイエットにうってつけの食材でもあるのです。
そんなスーパー食材のとんぶりは大きいスーパーなら野菜売り場や真空パックコーナーなどに置いてありますが見つからない場合には通販でも簡単に手に入れることが出来ます。値段は瓶詰めのもので170グラム600円くらい、真空パックのものなら70グラム200円～で購入可能です。畑のキャビアは以外とお手軽に手に入るのでお財布にも優しいですね！
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